腎移植とは
当科における腎移植
大阪大学では、1965年に第1例目の腎移植を行ってから、これまでに1,200人を超える患者さんが腎移植を受けられています。
大阪大学腎移植グループ全体としては関連施設も含めると、これまでに2,300人以上の方に腎移植を行ってまいりました(2025年9月現在)。
長年の経験と実績をもとに、患者さんが安心して治療を受けられる体制を整えています。
大阪大学医学部附属病院では、2024年に51件の腎移植を行い、2025年には70件以上を予定しており、日本でも有数の症例数を誇ります。下の図に示しますように、腎移植を受けられた患者さんの約94%が10年後も元気に生活されており、また約93%の方では移植した腎臓が機能を維持し透析を必要としない状態が続いており、成績もとても良好であります。
泌尿器科だけでなく、腎臓内科や消化器外科、小児外科、小児科、移植コーディネーターなど、さまざまな専門職が密接に協力し、子どもからご高齢の方まで、できる限り幅広い患者さんに腎移植を提供できるよう努めています。さらに、膵腎同時移植や肝腎同時移植にも積極的に取り組んでいます。
私たちはこれまで、日本だけでなく世界にもたくさんの研究成果や情報を発信してきました。これからも腎移植によって患者さんの生活が少しでも良くなるように、そして新しい医療を届けられるように、努力を続けてまいります。